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おはようございます。

昨日の試合について、もうひとつ触れておきたいことがあったけど、長くなっちゃったので別の記事にします。

もし昨日の森脇監督の采配に1つだけ意見を述べるなら、やはり「6回裏1死満塁のあの場面は、山崎選手に代打で竹原選手か川端選手を出すべきだったんじゃないですか」といいたいです。勝負強さに定評がある2選手と山崎選手とでは得点期待値が全然違いますからね。

けど、結局森脇監督は代打策を取らず、山崎選手に勝負させて、折角の大チャンスに1点しかとれませんでした。

この点を挙げて森脇監督を無能だ無能だとこきおろすのは簡単なんですが、せっかくブログに記事を書いているので、この場面について、もう一歩踏み込んだ仮説を立ててみようと思います。


たとえば、

6回裏1死満塁のあの場面は、代打を出さなかったのではなく、出せなかったのだ

としたらどうでしょう?


もし山崎選手の代わりに代打を出したなら、その後の守備、7回表には捕手を新たに投入しなければなりません。
この時入る捕手は、ご存知、伊藤光選手です。
彼に何の問題もないなら「光が控えてるから山崎に代打を出せるぞ!」という判断になったと思います。

けれど、現在の伊藤選手は、調子があまりよろしくないです。

壁にぶつかっている、という印象すらあります。

打撃面では間違いなく今も伊藤選手のほうが上ですが、守備では山崎選手のほうがよく投手をリードし、相手打線を抑えています。

伊藤選手に怪我という情報がない以上、昨シーズンは第2捕手としてベンチで待機していることが多かった山崎選手がスタメンマスクを被る機会が急に増えたのは、伊藤選手がそういう状態だからだと判断せざるを得ません。

あのときは大チャンスでしたが、まだ6回でした。
相手のソフトバンク打線が終盤ものすごく食い下がってくるのは前の2試合でわかっていました。守備面で山崎選手より不安がある今の伊藤選手を、そんな場面においていいのかという不安もでてきます。そもそも代打が功を奏さなかった場合、この守備交代でただでさえ難しい状況をさらに不利にすることになりかねません。


森脇監督はここで「山崎選手に代打を送った方が点を取れる確率が高い、1点でも多く取りたいなら、代打を出すべきだ」ということは重々認識しつつ、代打の成功率や守備で負うかもしれないリスクを短い時間の中で検討した結果、「それでもここで山崎選手を下げられない」と判断して、竹原・川端両選手を温存することにしたのかもしれません。結果として、その切り札を切る場面がこないまま終わってしまいましたので、「なぜあの場面で竹原(川端)を使って勝負しないんだ!」という議論になりますが、この仮説が正しいなら、森脇監督が「代えない(動かない)」と判断したのもまた挑戦者としての勝負ということになります。それなら代打を出さなかったあの場面もそれはそれでアリだということになりませんか?


以上、代打を出さなかったのではなく、出せなかったという仮説でした。如何でしょう?

光ファンの方は読んでて不快だったかもしれません。
思いつきで記事にしてみましたが、ちょっと伊藤選手の今の力を低く評価しすぎかなぁという気もします。
不快だったらごめんなさい。


けれど、正捕手としての地位を確固たるものにしていた伊藤選手の現状をかんがみると、そういう観測もできるんじゃないかなぁと思うんですよ。

この3連戦の初戦も、伊藤選手に代わったところからおかしくなりましたし(ただしこれは9回以降の投手のほうにも問題があったと思います。伊藤選手が構えたところに全然行っていない投手もいましたし)。


山崎選手も渋くていい選手ですけど、Bsの正捕手は伊藤光その人だ、と私は思ってます。
正捕手はスタメンで出てくるべきで、ベンチスタートというのは似つかわしくありません。
その認識で行くと、山崎選手がはじめから出ている、というのは、バックアップがないような、そんな気持ちになってしまうのです。

おそらく、引き続き、伊藤選手にとっても試練の日々が続くと思いますが、はやく乗り越えて、正捕手としての仕事をしてほしいと思います。


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