このエントリーをはてなブックマークに追加   

この日からは千葉に移ってのカードです。

山田投手と唐川投手の投げ合いからはじまりました。

山田投手は期待の左腕として入団してから肘の故障に悩まされるなど苦労の絶えないプロ生活が続いています。

故障が回復し、一軍のマウンドにようやく立てるようになり一昨年ようやく初勝利を挙げたものの、なかなか波に乗れずにここまで来ています。

140km/h代中盤の快速球と大きなカーブという空振りが取れるボールもあり、序盤にリズムさえ作れれば一軍で十分に戦えるポテンシャルを持っているのですが、山田投手はその序盤に弱いという課題を抱えています。立ち上がりが悪く、ヒットに四球を重ねて走者を出して最初から苦労するケースが多く、そこを凌げずに打ち込まれて早いイニングで交代することが多いのです。

今季初登板となった前回の登板でもその悪癖が出てしまい、全く不本意な投球になってしまいました。

もう25歳ですし、これまでの成績を勘案すると、今回の登板が今後の野球人生をかけてのものになるきらいがありました。

本人もラストチャンスと思って投げると言葉にしていたようですから、あながち外れでもないのでしょう。

その山田投手は、やはり初回から満塁のピンチを作り、犠飛と味方のミスで2点を失う立ち上がりでした。

2点目はマレーロ選手がファーストフライを落としたためという可哀想なものでした。表の攻撃では唐川投手の立ち上がりを攻めたバファローズ打線が清田選手の好守に阻まれ、以降もロッテ側の守備にいいシーンが続いたたこともあり、このシーンは野手陣の明暗を分けたようになってしまいました。

山田投手は走者を出してからも必死に投げていただけに、このミスは痛かったです。

以降も山田投手は毎回得点圏にランナーを出しつつも、なんとか粘って4回までは追加点を許さずにいきました。

山田投手を援護したい打線は唐川投手に要所をうまく抑えられていましたが、4回表、T−岡田選手の26号2ランで一旦同点に追いつくことに成功。

これで試合は一旦タイに戻ったのですが、山田投手は球数も100に迫った5回裏に満塁の場面で猪本選手に2点タイムリーを浴びて降板してしまいました。

球数的にもこの回を抑えて来れば一先ずお役御免だったと思います。そういう意味では、最後の最後で打たれてしまい残念な思いがしました。

打線は再反撃を期すもののどうしても点に結びつかず、苦しんでいた中でついにヘルメン投手が角中選手に2ランを打たれて勝負あり、

2−6

敗北

負けてしまいました。

勝負のマウンドになった山田投手は4回1/3で102球、被安打7、6奪三振、四死球4の4失点で敗戦投手になりました。

光るものもあるものの、課題の立ち上がりを克服したとは言えず、なんとも評価が分かれる結果かなぁと思います。厳しい見方をすれば前回の汚名返上には及ばず、及第点にも届いてないように思うのですが、序盤に味方のミスで足を引っ張られた面もあり、かわいそうな面もありました。

これを首脳陣がどう評価したかはわかりませんが、私としては、可能であればもう一度チャンスをあげてほしいかなと思います。ばっさりダメというほど悪くもないですし。甘いかもですが、この試合で見切るのは惜しいような気がします。

打線は相手の守備に阻まれた面もあるとはいえ、唐川投手相手に苦しみましたね。唐川投手の勝ち星の半分以上がバファローズということで、唐川投手の術中にはまってしまっている面が否めないのではと思います。

バファローズ相手になると妙に元気な今季のロッテにカードの頭を取られました。

明日もこの調子で持っていかれないよう、気を取り直してしっかり戦ってほしいと思います。

お読みいただきありがとうございます。
お気に召しましたらクリック(タップ)をお願いします。
にほんブログ村 野球ブログ オリックスバファローズへ 

このエントリーをはてなブックマークに追加