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東京では記録的短時間大雨警報が出され、千葉も不安定な空模様でしたが、試合は予定通り開催。

両軍の先発は2ケタ大手で足踏み中の金子投手と昨日急遽先発を言い渡されたというチェン投手でした。

緊急登板という形になったチェン投手はまずは3回までという気持ちでマウンドに立っていたのかと思います。バファローズとしてはこの先発をしっかり打ち崩していきたいとことでした。

先制はバファローズでした。

初回、バファローズはチェン投手の立ち上がりを攻め、中島選手の巧打で1点の先制に成功!

続く3回には吉田正尚選手の犠飛で2点目を取り、試合を優位にしました。

金子投手はロッテ打線の早打ちにも助けられて少ない球数でポンポン行けていましたが、結果からいうと、この2点を守り切ることはできませんでした。

3回裏に吉田選手の2年ぶりのホームランで1点、4回裏に中村選手のタイムリーで1点とじわじわと詰められて同点にされました。

このあと思った以上に好投したチェン投手にてこずり、また、金子投手は失点してもテンポを崩さぬ投球を維持したことで試合は膠着状態になりましたが、7回にバファローズ打線がロッテの3番手・南投手を捕まえて一気に5点取り、試合の流れを決定づけました。

7回表の攻撃では、一死からマレーロ選手がヒットで出塁すると、続く大城選手がセーフティーバントを試みたシーンが試合に大きく影響しました。

このシーン、大城選手が一塁ベースを踏むタイミングが微妙でした。判定がセーフだったのでほっとしたのですが、スローで映像を見ますと打者走者・大城選手はアウトのタイミングでしたね。

スローで見ない限りどっちと取られても不思議ではないタイミングでしたので特に抗議もないまま試合は進みましたが、ロッテとしてはチャレンジ制度がないのが悔やまれるシーンだったと思います。

これで一死一、二塁になったところで続く吉田正尚選手がセンター前にタイムリーを放って勝ち越しに成功し、さらに中島選手が好選球で四球を勝ち取りまた満塁になったところで、T-岡田選手が止めを刺しました。

27号満塁弾!


膠着状態になりどうなるかと思いましたが、この瞬間試合の流れは決まりましたね。先ほどの判定云々を言っても詮ないくらいの結果を出してくれました。ソロ本塁打が多くて打点が稼げていないT-岡田選手ですが、ここはいい仕事になりましたね!

金子投手はこの後もマウンドに上がり続け、走者を出しても落ち着いて処理して最後まで投げ切りました。

7-2

快勝!

金子投手は3年ぶりの2ケタ勝利を決めました。最後のペーニャ選手に対するストレートは素晴らしいコースに決まっており、大変気持ちよかったです。

インタビューで本人が言っていたとおり、金子投手にとってこれは節目であって到達点ではないです。そうはいっても、2014年以来なかなか思う通りの投球ができない状態が続いていましたから、本人にとってもチームにとってもいい影響があると思います。

やはり金子投手の存在は重要ですね。以前のような抜群の制球でバシバシ三振を取っていくスタイルを追求するのは難しくなっているのかもしれませんが、今回のように相手の早打ちを誘って長いイニングを安定して抑えてくれればチームとしても白星を計算でき、カードごとのペース配分もしやすくなります。チーム状態が悪く、一発長打を期待できる打者も限られる今季のロッテ打線が早いカウントから打ちに行く手法に出たことが奏功した面もありますが、次回以降もどこが相手でもこのような投球ができるようになってくれたらいいなと思います。

もう一人のヒーローは言われればもちろんT-岡田選手ですが、この日は中島選手がボールにうまく対応してベテランの持ち味を見せつけてくれたのが印象的でした。あちこち痛いのかもしれませんが、打撃の状態自体はいいということがよくわかり、大変心強いです。

野戦病院状態との報道もあったバファローズ野手陣ですが、各選手痛みとも戦いながら、この日に関しは気持ちのいい勝利を挙げることができました。

明日もこの調子で頑張ってほしいと思います。


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